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大人のエモ(Transatlanticism / Death Cab For Cutie) 

今日は、正午をまわって、急に薄暗くなってきた。

こういう時、何か優しい曲を聴いてみたくなる。


そんな時、Death Cab For Cutie(以下、デスキャブ)を聴く。


今年のサマソニに出るということでいっぺん聴いてみたかったアメリカのバンド。
たまたま近くのツタヤにあったのを発見したから、借りてみた。


desucab.jpg

Death Cab For Cutie/Transatlanticism(2003)



このアルバム。ピアノとかを使って、ゆっくりと、ゆったりとした曲が並んでいる。

♯2、7、9なんかはまったくドつぼですよ。本当にせつなく、いいメロディ。いい曲や。
昼下がりとか、夜ゆっくりとしとる時に聴いたら凄くおいしいやろうなぁ。



さて、このアルバム。ツタヤのレコメンド文では「大人のエモ」という紹介をされとった。


んん、「大人のエモ」とは何やろう。

そもそも、エモに子供も大人もあるものやろうか。


まぁ、何となく分かる気がするんやけどさ。

多分、今タワレコとかでコーナーが組まれとる、メロコアとかパンクみたいなやつから派生したものを、「青少年のエモ」としてこいつと対比させとるんやと思う。


「青少年のエモ」は、満たされない想いなんかを力の限りに叫ぶ。声が裏返ってもかまいやしません。むしろ、どんどん裏返せ。
まぁ聴いとる方としては、その叫びに共感するし、それが凄く気持ちいい。そして、自身の感情も共に高ぶらせたりするんやけどさ。


一方で、このデスキャブは、そのように気持ちの高ぶりをそのまんま「放つ」のではなく、ゆっくりと、「語って」いく。
すべての想いやうまくいかない恋、絶望を事実として受け入れているように、時に淡々と語っていく。



・・・・おぉ、なるほど。確かに大人や。
なんと言うか、感情の対処の仕方を知っとるようだ。

なるほど。ツタヤはこれが言いたかったのか。
確かに、「青少年エモ」が10代のエモやとしたら、デスキャブは20代のエモっていうのがしっくりくるもんな。



ここで1つ気になることができた。
デスキャブって、これをリリースした時、何歳なんやろう。


・・・・・。


ググってもわからん。探すのもめんどくなってきた。
とりあえず、97年に結成みたいやから、おそらく20代中盤やろうな。

なんか、至って普通の結論やな。

でもさ、ほら、weezerが荒々しいどエモアルバム。ピンカートンを出したとき、リヴァースは26歳やろ。


・・・あれっ。大人やん。


「ほら、リヴァース若いやろ。だから、大人エモはちょっとお兄さんにならなできへんのやって。」
という理論展開がしたかったけども、ムリでした。


とにかくやな、このアルバムは名盤です。
ボーカルのBenjamin Gibbardという男は、心のもやもやであったり、過ぎたことに対する解釈であったり、相手に対する優しさであったり、そういったものを音で表現するのが極めて巧い。

だから、わざわざ歌詞を読まんくても伝わるわけやな。

一人で考え事をしたい時は、これを聴けばいい。妙に落ち着いて、何かわかった様な気になるから。
誰か大事な人とおる時には、これを聴けばいい。隣の人を離したくなくなるから。


そんなある意味悟りにも似た、癒しの効果を持つアルバムです。


♯7 Transatlanticism



Soul Meeets Body (From album ‘Plans’)


TRANSATLANTICISMTRANSATLANTICISM
(2003/09/18)
デス・キャブ・フォー・キューティー

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PlansPlans
(2005/09/05)
Death Cab for Cutie

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フィッシュマンズ 

最近、夜寝る時にフィッシュマンズのAloha Polydorというアルバムをよく聴く。


Aloha PolydorAloha Polydor
(1999/06/30)
フィッシュマンズ

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みんな知っとる?フィッシュマンズ。

もうオレのまわり(大学生やから、22歳以下の人)は、きっと知らんやろなぁ。

というか、オレの同年代でも、多分そんに聴いとる人はおらへんと思う。
まぁ、オレらが中三の頃である1999年に、ボーカルの佐藤伸治が亡くなった時点で活動は休止されとるわけやし。実際にハマって聴いてたのは、きっとオレらより世代が上の人々やろう。


私ですか?

存在は、中学の頃(10年ちょい前か)から知っとったよ。知っとっただけやけど。

その時の印象は、何かヘンな声したヤツやなぁ。とか、あんななよなよした声しやがって。みたいな感じ。
まぁ、その声がなかったら、このバンドは成立せーへんねんけどさ。


だから、ボーカルの佐藤伸治が亡くなった時も、知っとるバンドの人が亡くなったぐらいの印象で、特にどうということはなかった。


とはいえ、死というものはしばしば、その人が作り出したり残したりしたものに、ある種の価値をもたらすことがあるらしい。

亡くなった時の音楽業界からの悼みの声や、改めて聞かれた再評価には、オレの中でもやはり、一度聴いてみよう、聴いてみた方がええんやろなという気にさせられた。



それから約8年後。

去年のことやったかな。
ふとラジオから、彼らの曲群の中で知っとる数少ない曲、SEASONが流れてきたんや。

おっ、これ知っとると思った瞬間。

ただ一言。
衝撃やった。


リリース当時、オレはCDTVを毎週録画するくらいのチャートフリークで、この曲はサビだけ触れたことがあった。

毎週たくさんの曲が断片的に流れていって、その中で大部分は忘れ去られて行く。

でも、この曲だけは何か覚えとったのは、この曲の雰囲気が、当時の他のチャートインしている曲を凌駕しとったから。明らかに異質で、でも、凄く気持ち良さそうな独特の雰囲気が印象的やったんやと思う。


そんなわけで、SEASONが聴きたくて借りたAloha Polydor。
ポリドール所属時代の、いわば後期ベストにあたるらしいけども、コレが本当に素晴らしかった。

一貫して、夕暮れから夜明けまでに聴くといい気持ちに浸れる曲ばっかり。
曲がぐあっと自分を飲み込んでくるような。同化してくるような。青い世界にそのまま流れていきそうな。そんな感じで。



この気持ち良さは、一体何なんやろう。



このアルバムに入っている曲の歌詞を読んで、思った。


この人の詞は、儚い。

そして、なんて孤独で、無力を歌うのがうまいんやろう。と。


外向き用の仮面を外した本当の自分は、自分だけではこの現実に対して、何かができるというわけではない。
仮面を外した自分の顔を知っているからからこそ、仮面を外した彼女に触れたい。
でも、そんな彼女に対しても、自分は何もできない。

何もできへんのに、時間だけは、過ぎていく。
それがどんなに、不安やろう。


みんなが目を逸らしたがり、認めることを拒み続けるような。認めると自分と言う存在が崩れ去ってしまうような。そんな、私たちが生きているということの本質や、意味。
それを彼は、飾ることなくそのまんま歌う。


別に、そんな自分から目を逸らす必要なんかない。そのまま。
そのまま、揺られていればいい。


ナイトクルージングという言葉の世界観を、あれだけ見事にカタチにする彼のこと。
そんな現実に対する無力感やったり、虚無感やったりするものは、ばっちり表現されとるんやろう。

彼の曲を聴くと感じる、ある種の気持ち良さや脱力感。
それはきっと、自分を飾るための仮面、すなわち、掲げ続けているとやっぱりどこかしら疲れてしまうようなものを、無意識に外した時の身(心)の軽さなんやと思う。

つまり、外向きの顔を外すわけやな。
スーツで家に帰ってきて、部屋着に着替えるみたいなもん。

そんな気持ち良さが、気楽さが、彼の「歌」を聴くことによって、意識せずともサブリミナルのごとく感じられるようになっている。



こういうことを考えると、彼は本当に病死だったのか疑わしくなってくる。

もしかしたら、『何もない』ことと対峙することから逃れられずに、疲れてしまったんではないやろうか。


みたいないらんことも考えてみたり。



佐藤伸治。


「君はひとりじゃない」


みたいなことを叫ぶ曲が氾濫するこの世の中の、10年以上前に「みんなひとり」をテーマにして、それを表現しきった男。


まぁ、「みんなひとり」みたいな曲ばっかりやったら、自殺者が溢れてしまって、この世は硫化水素に覆われてしまうんやけどさ。


いまだにちょくちょく話題に上がったりするところを見ると、やはり彼が繰り広げる世界は、それだけ独特で、特別やったんやろうなぁ。



今までも。そして、これからも。


FISHMANS  ナイトクルージング




FISHMANS いかれたBaby


Aloha PolydorAloha Polydor
(1999/06/30)
フィッシュマンズ

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   ごあいさつ 

こんにちは。
音楽に特化したブログ。回奏録がスタートいたしました。


ここでは、オレが普段聴いとったり、
ダイレクトにハマってしまったりしたCDを、
随時あげていこうと思いますよ。


オレは日記ブログの回送録ってのもやっているのですが、
やっぱり、日常生活の方では、
音楽に興味がない人が見たところで面白くもなんともない
と思ったのが、ブログ分離の動機でございます。

面白くもなんともないもんなんか、苦痛でしかないやんか。
とはいっても、こいつが面白いとは限りませんが。


とりあえず、趣味の領域は趣味の領域として、
だらだらここでやっていこうと思います。


あと、私は、全然専門的なことは書けません。
したがって、ライターの書くような、
ライナーノーツ(洋楽の解説みたいなやつ)みたいなカッコいいものは、
全く期待できませんよ。いいですね。


感じたまま、ノリでいきます。


このブログ。
「キョーイチ!」という題名が目につくと思います。


そこは安易に「今日の一曲」
という意味なんやけども、

もう一個のブログ(回送録)では記事にできやんような
そんな一言をぽろっと書く。ついでに一曲を添えて。
軽い日記っぽくなるんやな。おそらく。

もし、レビューとか、ライブの感想とか、
だらだら長文を書いてしまった場合は、
いつもの通り、カテゴリ名をアーティスト名にします。


と、「キョーイチ」を始めた時のオレが言っていました(笑)


てなわけで。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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